朝起きたときは「朝立ち」し、オナニーをするときも問題なくペニスが勃起するのにも関わらず、セックスのときに限って勃起しなかったり、勃起しても「中折れ」したりして上手くセックスができない人は多いです。
このように、セックスするときにきちんと勃起しない人は、その原因がわからずに、悩んでしまいます。実は、きちんと勃起しないことの原因は緊張です。緊張が原因となり生じる、勃起不全(Erectile Dysfunction、以下 ED)となり、正常に勃たない状態となっているのです。
あなたがセックス時に上手く勃たないのも、緊張によって生じるEDである可能性があります。そのためこのページでは、緊張が原因で生じるEDのメカニズムと対処法を紹介します。この対処法を上手く使用することで、あなたのセックスライフを充実させましょう。
朝立ちするのにも関わらず、EDである理由
あなたは、「EDとはペニスが全く勃たない状態である」と思ってはいませんか。多くの男性は、「朝起きたときはギンギンにペニスが勃っているし、オナニーも普通にできるし、自分はEDではないだろう」と判断しがちです。
しかし実のところ、勃起が可能だからEDではない、と判断することはできません。EDなどの性機能障害の研究やED診療のガイドラインを発行している日本性機能学会では、EDを「勃起が不十分でセックスが満足に行えない事態を何度も繰り返す状態」と定義しています。
つまり日常的には勃起が可能だが、セックスのときにきちんと勃起しなければ、EDの状態です。そのため、ED治療が必要になります。
緊張している状態では、ペニスは勃起しない
セックスのときに勃起しなかったり、中折れしたりするのはなぜでしょうか。朝立ちやオナニーができれば、ペニスの機能に大きな問題はありません。機能に問題がないのにも関わらず、勃起しない理由は、緊張が原因である可能性が高いです。
緊張している状態では、全身の筋肉が硬直して血管が広がりにくくなり、ペニスも含め全身の血流が悪くなります。勃起は、ペニスに大量の血液が流れ込んで起こります。そのため、緊張すると勃起に必要な量の血液がペニスに流れにくくなり、勃起しにくくなるのです。
逆にリラックスしていると、全身の筋肉がゆるんで血管が広がりやすくなるため、血流がよくなり、ペニスは勃起しやすいです。実際、朝立ちやオナニーで勃起しやすいのは、心と体が完全にリラックスしている状態だからです。
睡眠中や家でくつろいでいるときには、体がリラックスしている状態であるため、セックス中に勃起しない人も勃起するのです。
つまりセックスのときは、体を落ち着けて、少しでもリラックスした状態にすることが重要です。緊張をほぐすことによって、ペニスは勃起しやすくなることを覚えておきましょう。
セックスのときに緊張する要因を把握することが重要
しかし「セックスのときに緊張するな、リラックスしなさい」と言われても、簡単にできるものではありません。「どうやったら緊張を抑えることができるのだろうか……」と困ってしまうはずです。
ただ、慌てて対策を取る前に、まずはセックスのときに緊張する要因を知りましょう。緊張する要因をきちんと知ることで、セックスに対する考え方を改め、失敗を減らすためのきっかけになる可能性は大いにあります。
セックスのときだけ勃起しない人が、セックス時に緊張してしまう主な要因は2つ考えられます。
要因1:以前の失敗をひきずってしまう
人により、セックスでの失敗は異なります。例としては、「仕事の疲れがたまっていて、とにかく眠たくて勃起できなかった」「相手から求められて応じたが、気分が乗らなかったので、勃起が持続できず中折れしてしまった」「酒を飲みすぎて、ペニスがまったく反応しなかった」などです。
どのような理由であっても、1度失敗するとそれ以降はどうしても緊張してしまいます。「また失敗するのでは……」と意識してしまうのです。これは仕事やスポーツでも、以前の失敗を思い出してしまうことと同様です。
要因2:セックスに対して真面目に考えすぎてしまう
多くの男性は、「女性を常に満足させるセックスをしなければいけない」と思い込んでいます。男性にとって、自分とのセックスで奥さんや彼女が気持ちよくなってくれることは、とても嬉しいものです。
しかし、相手を満足させようと思い込みすぎてはいけません。相手に気持ちよくなって欲しい気持ちが強すぎると、セックス中の女性の反応を気にしすぎて、無意識のうちにプレッシャーを感じてしまいます。
相手のことを考えすぎてプレッシャーが生じてしまうのは、セックスを真面目に考えすぎてしまう方に多いです。私自身、相手の反応をうかがいすぎて、緊張して勃たなかったことが何度もあります。
このような緊張する要因を抱えたまま、ペニスを女性の膣に挿入しようとしても、不安が頭をよぎり勃起しなくなります。また、無事に女性のなかに挿入できたとしても、セックスを楽しむことに集中できず、中折れしてしまうのです。そして、同じ失敗を何度も繰り返してしまいます。
このような事態は、初めてセックスする相手に限りません。奥さんや彼女、または風俗のお気に入りの女の子など、よく知っている女性が相手でも同じです。
そして過去の失敗を引きずり、かつ真面目に考えすぎて「失敗を繰り返してしまうこと」が、いつまでたっても緊張することから抜け出せない最大の要因です。逆に少しずつ失敗を減らしていくことができれば、セックスに自信が持てるようになり、緊張も和らいでいきます。
緊張によるEDには治療薬が効果的
「緊張によって勃起しない」という失敗を繰り返さず、自分に自信をつけるためには、 きちんとセックスができたという成功体験をを積むことが重要です。ただ、いきなりセックスを上手くしようと思っても、やる気だけでは上手くいきません。
そのため、セックスの時の補助剤として、セックスに必要な勃起を促してくれるED治療薬(バイアグラ、レビトラ、シアリスなど)を服薬することがオススメです。
なぜならED治療薬には、ペニスの筋肉をゆるめて血管を広げ、血液の流れを良くし、ペニスに流れる血流を増大させる効果があるからです。そのため、少しの性的興奮や刺激でペニスが反応し、勃起しやすくなるのです。
セックスする前にED治療薬を飲めば、行為の最中は勃起を促す効果が続きます。その効果があるため、セックス中に「勃たなかったらどうしよう……」「中折れしたらどうしよう……」と焦らなくなります。結果として、最後までセックスすることができ、自分に自信がつきます。
私自身、40歳のときに中折れで上手くセックスできずに悩んでいたため、思い切ってED治療薬のレビトラを初めて飲んでみました。
飲む前は少し怖かったのですが、飲んだ後は20代前半の頃のようにペニスが勃起し、とても興奮した記憶があります。持続力も非常に高く、一度も中折れもせずにセックスすることができました。
行為が終わった後、相手の女性も「久しぶりに気持ちよかった」と喜んでくれて、そのあと、続けてもう一度セックスすることができました。今ではED治療薬を飲まないでセックスする時でも、極度に緊張することもなくなり、充実したセックスライフを満喫しています。
まとめ
朝やオナニー時にペニスが勃起しても、セックスのときに勃起しなければEDです。セックスに必要なくらい、きちんと勃起をするためには、緊張せずにリラックスすることが大切です。
しかし気持ちの問題であるため、悩めば悩むほど失敗を重ねてしまい、深みにハマってしまいがちです。成功体験を重ねて自信をつけることが、緊張を少なくするための最も効果的な方法です。
そのためには、勃起を促してくれるED治療薬を使うことがオススメです。治療薬を繰り返し使えば、緊張による失敗を減らし、セックスに自信が持てるようになります。